ギフテッド必読の本(2) 才能をフル開花させる・よい人間関係を築く「ビッグ・ポテンシャル」

面白いもの・こと
ギフテッド必読の本(1) 幸せに生きる・物事を成就させる「幸福優位 7つの法則」

の続きです。

 

2つ目に紹介する本「ビッグ・ポテンシャル」は、ギフテッドが才能の活かし方について考えるときに、とても肝腎な情報が詰まった本です。

著者のショーン・エイカーさんが、前の記事で紹介した本「幸福優位7つの法則」の内容を踏まえ、さらにその幸福を広げることを目的として書かれています。

特にこの本の中で扱われている「集団的知性」については、これから数十年で常識になっていく概念であると思います。

 

 

多くのギフテッドが、

  • 自分一人の能力が突き抜けているということは、みんなが想像するような(素晴らしい)ものじゃない

と感じたことがあるのではないでしょうか。

 

「ビッグ・ポテンシャル」には、まさにその事実と、どうすれば素晴らしいポテンシャル、才能を発揮していけるのかということが書かれています。

  • 自分が何かをできすぎること
  • 他者とのコミュニケーションが一筋縄ではいかないこと

に苦労してきたギフテッドが読めば、一文一文がびしばし沁みてくる、新しい知見や励ましを得られることでしょう。

 

 

この本では、

  • 自分1人で達成する限定的な小さい成功「限定ポテンシャル」
  • 他者との間に生じる好循環によってのみ達成可能な大きい成功を「最大ポテンシャル」

と定義して、

「最大ポテンシャル」を発揮するための5段階のアプローチ(SEEDS)について説明しています。

SEEDSの5段階

1. 囲まれる (Surround)

自分を、ポジティブな影響を与える人たちの中に置くこと。

2. 広げる (Expand)

今いる場所から他の人を手助けすることによって、自分の力を広げること。

3. 高める (Enhance)

称賛の光をプリズムのように拡散して、リソースの質を高めること。

4. 守る(Defend)

ネガティブな攻撃から自分の生態系を守ること。

5. 維持する(Sustain)

好循環に燃料を与え続けて利点を維持すること。

 

 

以下に、特に本書で印象に残った部分を引用します。

「集団的知性」とは

  • 研究を進めるにつれ、 人のポテンシャルに含まれるあらゆる特性──知性、創造性、リーダーシップ、人格、意欲などはすべて、他者と複雑につながっているということがわかってきた。
  • 「集団的知性」とは、 グループが全体として何を持っているかであり、その中の個人が何を持っているかではない

個々の能力への誤解

  • 個人の業績だけが称賛される「超競争社会」を作り出したために、会社も学校も、膨大な才能、生産性、創造性を使われないままに埋もれさせている。特定の個人を過大に評価し、「その他大勢」を計算に入れないために、人々のポテンシャルに「ソフトな蓋」をかぶせ、本来なら成し遂げられることに、人為的に制限を加えてしまっている。
  • IQの高い人ばかりを集めれば、「集団的知性」も高いものになるだろうと思いがちだが、実際はそうならない。個々の能力は平均的でも「集団的知性」の高いグループは、天才レベルの人を集めたグループよりも、常に高い成功率を示した。
  • 最新の研究結果が示しているのは、 人が自分の潜在能力を最大に発揮できるかどうかは、「適者生存」ではないということだ。成功は、個人の持つ創造性、頭のよさ、やる気などよりも、むしろ「最良適合」、つまりどのくらいうまく周囲の人とつながりを持ち、他者に貢献でき、そこから恩恵を得られるかにかかっている。その人が属する大学や会社のランクではなく、その人がそこにどれくらいうまく適合しているかが問題なのだ。

第一部の最後の部分、ギフテッドにとって重要な真実。

この研究の核心にあるのは、 人生は他者の存在なくして何の意味もないという私の信念である。真のリーダーシップのカギは、メンバーのリーダーシップを引き出すことだ。よき子育てや、強固な恋愛・夫婦関係のカギは、愛する人の中から最良の資質を引き出すように働きかけることだ。真の幸せをつかむカギは、人を幸せにすることに喜びを見出すことだ。そして、自分の潜在能力を最大に活かすカギは、他者がそれぞれの潜在能力を活かすのを手助けすることだ。私はわが子にも、読者のみなさんにも、そういうことを期待している。

それは、大きな問いを考えることからはじまる。互いに結びついているこの世界で、自分の影響力をどうすれば広げられるか。自分の人生やエネルギーを用いて、他の人たちにどんな影響を与えられるか。他の人たちの状況をよくして、自分の潜在能力を発揮するにはどうすればいいか。こういうことを考えない人は、潜在能力は限定的にしか実現できず、成功してもおそらく長続きしない。

この本は最新の科学をもとに、他者の潜在能力と幸福の上限を押し上げることによって、自身の潜在能力を最大に発揮して幸福を得る方法を探ろうとするものだ。その結果、この世界は誰にとってもよりよい場所となる。

時に暗く複雑なこの時代に、われわれに必要なのは、たった1つの輝く光ではない。みなが一斉により明るく光ることである。

すべてのギフテッドに読んでほしい一冊です。

 

☆ちなみに、AmazonのゴールデンウイークKindle本40%セールの対象になっているようで、今から5/9までは、ユリシーが買った時(定価)の半額くらいでKindle版を買うことができます(T_T)

 

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