ひきこもりがちなギフテッド

思うこと

先日、久しぶりにゆっくりと街を歩いたのですが、

ウインドーショッピングをしても以前ほど面白くないし、最近はご飯にも興味がないので、「おでかけ」がそんなに楽しくないことにショックを受けました(寒すぎるのもある)。

 

もともと家でずっとネットをしているのが好きな子供だったのですが、大人になっても変わらないというか

外でお金を使って楽しむ一通りの遊びに飽きてきたうえ、ネットで得られる情報の幅がどんどん広がってきているので、輪をかけて家で過ごすことが大好きになってきています。

 

 

それでふと思ったのですが、

アメリカのギフテッド情報には説明がない日本独自の傾向として、おそらく

ひきこもり、無職、ニート、不登校と呼ばれる人たちの中にたくさんのギフテッドが含まれている

と思います。

 

「天才がひきこもり、無職、ニート、不登校?」

と、イメージのわかない方はぜひ、「働かないふたり」というweb漫画を読んでみてください。

この漫画の登場人物「守」は、まさに無職を選んだギフテッドとして描かれています。

働かないふたり - 吉田 覚 / 第1回 | くらげバンチ
対人関係が苦手な"働かない"妹と、どういうわけか"働かない"兄が"働かない"日々を ぼちぼち生きる。世間様にはあんまり顔向けできないニート兄妹漫画、はじまるよぉぉぉ。

 

 

ギフテッドたちが社会から離れて家にいることを選ぶ理由としては、

  • 内向的で内面世界が豊かなので、自分の世界に浸って楽しめる。それが何より楽しくて、外に出る理由がない
  • 感覚が鋭敏なので、外に出ると、対人、五感などあらゆる面で人一倍疲れてしまう
  • 高度giftedになるほど、分かり合える人がおらず孤独で、社会がつまらなく、積極的に関わる意欲がなくなる
  • 自然に出る杭となり、激しく打たれて嫌になった
  • (ギフテッドの自覚がなく)自分が異星人のように感じ、他者の考えていることもまったくわからず、社会に馴染みようがなく絶望

など、さまざまだと思います。

 

思えば、ギフテッドにとって社会生活とはものすごい苦行そのものです。

たくさんの見えないハンデを背負いながら、自分と他者を尊重しつつ、自分の才能を磨き、他者にわかりやすい形に落とし込み、超難度のコミュニケーションを実践し、、、と、テクニックの前に気合のようなものがなければつとまらないことばかり。

ゆえに、ギフテッドのひきこもりリスクは高くなるのが自然だと思います。

 

 

日本の社会ではひきこもりや無職に対する風当たりが非常に強いですが、その根底には

私たちがこんなに苦労して、忍耐して、嫌なことを頑張っているのに、その義務を放棄するのは許せない

という感情があると感じます。

 

しかし、もともとはそんな苦しみまみれの社会の仕組みに無理があるわけで、

それを改善する策を実は社会から距離を置いて社会を俯瞰しているひきこもりのギフテッドが持っているのに、ひきこもりであるがゆえにまったく相手にされない

というかなしい現実があるのではないかとみています。

 

しかし、これから本当に思いやりとリーダーシップのある人がトップのリーダーに選ばれる社会が実現した場合、

現在ひきこもりで社会の底辺と呼ばれているタイプのギフテッドの人たちがリーダーになる可能性は非常に高いと私は考えています。

彼らはやさしく繊細で聡明であるがゆえに、どったんばったんとやりあっている現代社会から弾かれてしまった(あるいは、意図して距離を置いた)存在であるからです。

そのときに、いま社会の底辺で過ごした経験が必ず役に立つはずです。

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